セコンドの氏原が更新します。
店頭でも時々話題になります。
商品として扱うアンティーク時計の磨きについて、、、。
外装の傷は磨くのか、、傷はそのままの現状維持か、、、。
お客様のお好みもいろいろですし、賛否両論です。
結論からいきますと、、、。
セコンドでは磨き仕上げを行った商品が多くなります。
と!
いいましても、、、。
形状を失うほどの磨きは施しません。
ですので、深い傷は磨き切れずに残っています。
傷を無理に削ろうと深追いはしませんから、、、。
磨き前のコンディションは、仕上がり具合に大きく影響します。
ここは、磨く人の判断が問われる部分ですね~。
結果はやり手次第で、好みも考えも変われば、磨かれた時計の形も変わります。
私の感覚では、傷で崩れた形状を復活させたいという想いがあります。
↓こちらはキングセイコーのケース、磨き前の状態です。
そこで是非伝えたいのは!
私も商品の磨きこそ行いますが、、、漠然とは行っておりません。
その仕事にプロのプライドを掲げ、時計の隅々までを観察し、機能と形状を理解し、、。
磨き作業を行っています。
※しかしながら、入荷前に磨かれたもの、、、これは不可抗力です。
※物理的・設備的に磨きが無理な場合もあります。
さて、最近ではオメガのコンステレーションも仕上げております。
ジェラルドジェンタデザインでも知られる、Cラインのケース
本体のシルエットが個性的で特徴的な時計だと思います。
168.017 箱付き(140000円+税)の商品です。
下記矢印のこういうところ、、、。
機械的な面取りが大事なんですよね
磨いてますが、拡大すれば傷も確認できます。
傷を消すことよりも、シルエット復帰が優先だと考えます。。
磨きの恩恵は、傷が目立ちにくくなります。
本体側面のアールの美しさ、、、。
見ていて気持ちよさを感じてしまいます。
続きましてもオメガのコンステレーション
168.017 社外ベルト付き (135,000円+税)
こちらは、根本的に綺麗でした。
角のエッヂも効いてますよ。
ただし、ケガをするほどではありません。
それでも、磨き切れない傷は残りますね。
ケースはヘアライン仕上げ、ベゼルはポリッシュ仕上げです。
シルエットはバッチリ!
ヘアラインとポリッシュの磨きわけも明確にできました。
自画自賛の世話なしです。
ちょっと黄色みがかった文字盤が、品の良さを演出、、、。
Cラインはシルエットがきれいな時計ですねー!
今回はちょっと磨きについて語ってみました。
時計の議題はいろいろですねー 面白い!
いろんな方のご意見も聞きたく思います。
時計について語りましょーご来店くださいませー!
セコンド時計店B1Fの時計レポート
時計レポートを綴ります。
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